円城塔の噂・評判

円城塔に関わる噂や評判、印象データをまとめています。

円城塔に対する評価・印象は、1位 賢い(44%)、2位 実力派(25%)、3位 憧れ(12%)、4位 愛すべき(8%)、5位 話題(7%)であると考えられます。(参考データポイント:209)

円城塔の噂の注目度ランキング1位は「最近」、2位は「資産」、3位は「離婚」で、文春、毎日等のメディアで記事とされています。

円城塔の評判と印象

円城塔の注目の噂

円城塔の最近の投稿

「正直に言う。これまでお父さんの仕事を恥ずかしいと思ってた。タッセル職人だなんてちょっと友達には言えやしない。でもチームのタッセルが盗まれてお父さんの仕事がみんなに必要なんだってわかった。明日のカーニバルまでにタッセルが二百個必要なの。****につけて振り回すあれ」 #twnovel
「願いを一つ叶えよう/何でも願いを叶えてくれる竜型の爬虫類をつくって下さい/願いを一つ叶えよう/魔法のランプを地球のどこかに埋めて下さい/願いを一つ叶えよう/猿の手下さい/願いを一つ叶えよう/何でも叶うけど、決してみつけることのできないアイテムをどこかに隠して」 #twnovel
「幽霊の掛け軸だと言われていますが、本当は幽霊の掛け軸の幽霊なのですな、実物はとうに燃えてしまって、今はこうして月夜に時折現れるのですと、荒れ寺の住職が何も描かれていない掛け軸を床の間へ伸べつつ、そこにいるはずの幽霊であるところのわたしに語り、茶はいるかときく」 #twnovel
「紙に残すことのできた文章はほんのわずかで、しかもその大部分はフォントのデータだった。ほんの一塊の文字群が今の私達の文学的な財産だ。それでも仕事は膨大にある。太古の文字の一つ一つをベジェ曲線から手で復元するには相応の時間が必要だから。読書人口は増えているときく」 #twnovel

円城塔のその他の投稿

「ふと生まれ出たその史上最悪の性病は、非常に高い感染率と百%の致死率を誇る。長い潜伏期間を持ち、その間誰にも気づかれずにいるだけの慎み深さを備えていた。最少の見積もりでも被害範囲は人口の一割に上ったはずなのだが、実際の患者はただ二人。誰にも事実は知られなかった」 #twnovel
「未来未来、一匹不死身の生き物がいて、どうしようとも死ねないことにしびれを切らし、過去へ戻って親を殺した。生まれなければ死ねなかろうと、それでもやっぱり死にきれなかった。住むところなければ生きれなかろと、宇宙を消してみたのだけれど、ひとりぼっち、ひとりぼっち」 #twnovel
「まずは奨励会に入ることではないでしょうか。機械頭脳として初めてアマチュア竜王の座についた深青君はインタビューにそう答えた。年齢のこともありますし、できるだけ早くそうしたいと思います。人間に勝つためにはまず、人間を良く知ることが必要ですから、とレンズを光らせた」 #twnovel
「拙者、お色気修行に出るで御座る。そう言い残して出奔した妻なのですが、風の便りに元気でやっていると聞きます。曰く、どこぞの悪代官を成敗したとか、高利貸しを懲らしめたとか。悪人の皆様におかれましては、危険ですので、妻を誘惑する素振りくらいは見せてやって下さりませ」 #twnovel
「あたし天使。白く染めた蝙蝠の羽と帽子の飾りに見せかけた角。尻尾は股で挟んで前に通してお臍まで。え、ああ、小悪魔、って呼ばれることもあるかな。渾名だから。二つ名じゃないから。幸運だってきちんと運ぶし。はい、これ。あたしの履いてきた蹄鉄。きちんと戸口に飾ってよね」 #twnovel
「あなたは一匹の小さな猿と、暴走するトロッコに乗っている。軌道の先には縛られた五匹の猿が見えている。隣の猿をレールに投げ出す程度では、トロッコを止めることはできそうもない。人間を挟めば別だろうが。この猿は小さな見かけによらず力が強いとあなたは既に身に染みている」 #twnovel
「新刊案内■ 『自然現象であるとはいかなることか(新装版)』 自然現象(著)、自然現象(イラスト)、自然現象(翻訳)。自然現象(解説)。出版社:自然現象。ハードカバー:非可算無限ページ。¥7800。──あの名著が帰ってくる。自然現象自らが解き明かす自然の秘密」 #twnovel
「茹で卵が喋り出す。そんなのはおかしいと僕は思う。生卵ならともかくも。どうしてだいと卵は問う。茹ででも生でも卵が喋るなんてそもそもおかしいんだから同じだと言う。そうかなと思う。そうだよと言う。僕は茹でられたくなんてなかったんだとどちらかが言う。そうだねと応える」 #twnovel
「寝惚けて眺める食卓の向こうに、見知らぬ美少女。動転しながら目をこする。少女はすっと立ち上がって少年になる。ゆっくりこちらに歩み寄り、だんだん歳をとっておっさんになる。あれ、父さん? 父さんになった美少女は言う。そう……あなたにはそう見えるのね──。つづく!」 #twnovel
「桃太郎さん桃太郎さん。お腰につけた吉備団子、四つわたしに下さいな。うち一つはわたくしどもの取り分で、残りの三つを一つずつ使って、犬、猿、雉を雇い、あなたの護衛につけて差し上げます。ちなみにこれは初回契約分でして、継続に関しましてはこちらの契約書をご覧ください」 #twnovel
「寝ている妻の右の耳からムカデが入り、左の穴から蛇が出ていく。試みに鉛筆を通すとボールペンが向こうから出る。竹ひごを刺すと銀色の棒になって飛び出してくる。一度抜いて逆から入れて飴が出てくる。では自分でやってみようと試したおかげで、わたしはまだここにいるのです」 #twnovel
「単調に揉み続けると喘ぎ声をあげるという小さな袋をもらう。かなり正確なリズムで揉まなければいけないらしい。仕方がないので単調に揉む機械をつくる。ぎしぎし動く。あんあん喘ぐ。夏の居間に正座をしつつ、自分は別に喘ぎ声を聞きたいわけではなかったらしいとようやく気づく」 #twnovel
「全てはあの、ジャン・ヴァルジャンの盗んだ銀の燭台を溶かして作られた弾丸でしか倒せない怪物たちの登場からはじまったのだ。我々には、そうとは知らずに盗まれた銀の燭台が大量に必要だったのだ。これで我々が治安の悪化を煽った理由がわかっただろう。……では、最後の出撃だ」 #twnovel
「脱皮を続けて無際限に大きくなる生き物なのです。しかし頭があまり良くないせいで、脱いだ皮のかわりに自分自身を食べて死んでしまうことがよくあります。自然の防衛機構というわけです。現在までに確認されている最大の抜け殻は、エッジワース・カイパーベルトと呼ばれています」 #twnovel
「内海へ伸びた半島が抱く湾の奥詰まり、松林を背に鏡面の海へ臨む松ノ枝の家へ戻った長男は、宏壮な屋敷を守る門の傍ら、今正に旅支度を終えたばかりの幼い自分の姿を見出した。かつて旅立とうとする長男の前にも、浜を上った男が立った。松ノ枝の家にはこうしたことがよく起こる」 #twnovel
「その籠には、終わりがなくはじまりがない。注意深い者が指で辿れば、植物性の短冊が輪になっていることがわかる。三つの輪が絡むのだと知る。更に注意深い者があったなら、それはボロメオの輪と呼ばれる配置だと気づく。あなたはそんな蔦などないと思う。しかしこうして存在する」 #twnovel

円城塔の基本情報

円城 塔(えんじょう とう、男性、1972年9月15日 - )は、日本の小説家。本名非公開。ペンネームは、複雑系の研究者である金子邦彦の書いた短編小説「進物史観」に登場する物語生成プログラムの一つ「円城塔李久」に由来する。公式のローマ字表記はEnJoeToh。

1972年生文學界新人賞受賞者日本のSF作家日本の小説家本名非公開の人物札幌市出身の人物東京大学出身の人物東北大学出身の人物芥川賞受賞者御意見番

「今」誰かが見てる噂