ネルソン・フレイレの噂・評判

ネルソン・フレイレの評判と印象

ネルソン・フレイレの最近のイベント

開演:2018年08月01日 / チケット販売開始:2018年02月27日
ネルソン・フレイレ単独ライブ@すみだトリフォニーホール　大ホール

ネルソン・フレイレの基本情報

{{Portal クラシック音楽}}'''ネルソン・フレイレ'''('''''Nelson Freire''''', [[1944年]][[10月18日]] - )は[[ブラジル]]の[[ピアニスト]]。

3歳で[[ピアノ]]を始め、姉が弾いたばかりの曲をそらで演奏して周囲を驚かせた。[[フランツ・リスト]]の孫弟子にあたるルシア・ブランコの指導を受け、5歳で最初のリサイタルを行い、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|モーツァルト]]の《[[ピアノソナタ第11番 (モーツァルト)|ピアノ・ソナタ イ長調]]》[[ケッヘル番号|KV.331]]を取り上げた。

[[1957年]]に12歳で[[リオ・デ・ジャネイロ]]国際ピアノコンクールに出演し、[[ギオマール・ノヴァエス]]や[[マルグリット・ロン]]、[[リリー・クラウス]]ら居並ぶ審査員を前に[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の《[[ピアノ協奏曲第5番 (ベートーヴェン)|ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」]]》を演奏し、7位に入賞した。翌[[1958年]]に[[ウィーン国立音楽大学|ウィーン音楽院]]に[[留学]]して、[[フリードリヒ・グルダ]]の恩師[[ブルーノ・ザイドルホーファー]]に師事した。[[1964年]]に[[リスボン]]・[[ヴィアンナ・ダ・モッタ国際ピアノコンクール]]を制覇するとともに、[[ロンドン]]で[[リパッティ]]・メダルと[[ハリエット・コーエン]]・メダルを獲得した。

[[1959年]]に国際的な演奏活動に着手し、[[ヨーロッパ]]や[[アメリカ合衆国]]、[[カナダ]]、[[南アメリカ|南米]]、[[日本]]、[[イスラエル]]で演奏会を行った。

[[オイゲン・ヨッフム|ヨッフム]]や[[ヴァーツラフ・ノイマン|ノイマン]]、[[ハンス・グラーフ|グラーフ]]、[[アンドレ・プレヴィン|プレヴィン]]、[[ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー|ロジェストヴェンスキー]]、[[小澤征爾]]、[[ピエール・ブーレーズ|ブーレーズ]]、[[クルト・マズア|マズア]]、[[ロリン・マゼール|マゼール]]、[[ヒュー・ウルフ]]、[[シャルル・デュトワ|デュトワ]]、[[リッカルド・シャイー|シャイー]]、[[ジョン・ネルソン (指揮者)|ジョン・ネルソン]]、[[デイヴィッド・ジンマン|ジンマン]]、ロベルト・カルネヴァーレら世界の主要な指揮者と共演してきた。また共演してきたオーケストラに、[[ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団]]、[[ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団]]、[[バイエルン放送交響楽団]]、[[アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団]]、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、[[チューリヒ・トーンハレ管弦楽団]]、[[ウィーン交響楽団]]、[[チェコ・フィルハーモニー管弦楽団]]、[[スイス・ロマンド管弦楽団]]、[[ロンドン交響楽団]]、[[パリ管弦楽団]]、[[フランス国立管弦楽団]]、[[モンテカルロ管弦楽団]]、[[ボルチモア交響楽団]]、[[クリーヴランド管弦楽団]]、[[ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団]]、[[フィラデルフィア管弦楽団]]、[[モントリオール交響楽団]]、[[ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団]]がある。

近年は[[ニューヨーク]]の[[カーネギーホール]]や「[[プラハの春]]」音楽祭、[[ブリュッセル]]や[[パリ]]、[[リスボン]]、[[ローマ]]、[[ミュンヘン]]、[[ルクセンブルク]]、[[チューリヒ]]でリサイタルを開いているほか、[[ペテルブルク交響楽団]]や[[フランス国立管弦楽団]]、[[ユタ交響楽団]]や[[ボストン交響楽団]]などとも共演し、[[フランス]]や[[ポルトガル]]で[[イギリス室内管弦楽団]]とも共演した。

[[1999年]]に[[ワルシャワ]]において、[[フレデリック・ショパン|ショパン]]の没後150年を記念して《[[ピアノ協奏曲第2番 (ショパン)|ピアノ協奏曲 第2番]]》を演奏し、華々しい成功をおさめる。[[2001年]]12月には、[[ロン＝ティボー国際コンクール]]の審査員長を務めた。[[2002年]]から[[2003年]]にかけて、シャイー指揮[[アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団]]と2度の演奏旅行を行い、また来日して[[NHK交響楽団]]とも共演した。この間、祖国ブラジルでも公演も行っている。

[[マルタ・アルゲリッチ]]との共演による[[モーリス・ラヴェル|ラヴェル]]の4手ピアノ版の《[[ラ・ヴァルス]]》がかつてはフレイレの代表的な音源であったが、近年は[[ミシェル・プラッソン]]指揮[[ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団]]との共演によるリストのピアノ協奏曲集や、[[ロベルト・シューマン|シューマン]]やショパンのピアノ曲集、[[ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン|ベートーヴェン]]の[[ピアノ・ソナタ|ソナタ]]集によって著しい円熟味を示すようになって高い評価を得ている。[[2007年]]には、[[ヨハネス・ブラームス|ブラームス]]の[[ピアノ協奏曲]]全集を発表し、グラモフォン賞協奏曲部門で受賞した。