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長部日出雄の映画と私の昭和:「昭和残 (きょう)伝 死んで貰います ...https://mainichi.jp/articles/20170819/ddm/014/070/018000c2017年8月19日 ... ... 姿を現し、2人揃って死地に向かう「道行き」のシーンに至って、悲壮感と様式美は極致に達し、観客の陶酔感と高揚感をさらに強めていく……。 高倉健と池部良の演技は共に最高で、細部に趣向を凝らした大和久守正の脚本、場面ごとに多彩な情感を醸し出す菊池俊輔の音楽、狙いが鮮明な林七郎の色彩撮影、秀次郎の恋人役の芸妓( げいぎ)に扮(ふん)した藤純子の美しさなど長所を挙げれば切りがないこの映画。独特の美学を描き切った点でやはり一代の名作の称号を呈するのが至当であろう。

取得: 2018-01-06

https://mainichi.jp/articles/20170819/ddm/014/070/018000c

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